SA
Hahn Si mes vers avaient des ailesから。
歌いこみが進んで、テンポ感と発音共に向上していました。
テンポの指定は、楽譜通りですので、良く見て感じて、テンポの変化を楽しむように歌ってください。
要するに繰り返されるたびに、テンポはゆっくりになって行きます。
最後の節は、かなりゆっくりです。
最後のComme L’amourの声は、良く空いた喉で歌ってください。
何となく出すと、音程の微妙な♭が目立ってしまいます。
Mai これも良く歌えるようになりました。テンポの緩急も出せるようになってきましたし、強弱も出ています。あとは子音の発音を、もっと出せるようになれば完璧です。
全体に声の音色は、まだ細みが強く、特に中高音の声が締まり気味な点が惜しいです。
喉を大きく開けたまま発音出来ること、発音する意識を更に持たれるとこの点が改善されると思います。
信時潔「我が手の花」
今回は、3番まである歌詞を全部練習しました。
2番二段目にある歌詞「うすくれないを頬に残し」の「うすくれない」は、楽譜に小さな四分音符で付記されたリズムに従って「う・す・くれな～いを」と歌うべきでしょう。
その方が歌詞が良く判る歌になります。
3番同じ個所も、同じような扱いです。
全体に文語体の歌詞の歌は、少し邦楽の語りのような、シラブル毎に強調するような歌い方をする方が、
良い意味で古びた典雅さが出ますし、また歌詞も実は良く聞き取れるようになると思います。
音楽の歌いあげ方は良いイメージを持っていると感じました。
