WH
発声のトピックはスタッカート。今まであまりやらなかったが、これから3点C以上の声を訓練するために、トライしてみた。
最初は力が入り過ぎて注意した。あまり腹からしっかり出そうとし過ぎず、コンパクトにやろう。喉で切る感じが良い。
特に3点C以上はその方が良いだろう、
また、下顎で力むと声の当たり強くなるばかりで、音程が出なくなるので、下顎を下ろしすぎないで、むしろ頬骨を上げて、上あごの中の天井をイメージして、
その高いところで響かせるイメージを大切にしてほしい。
結果的に、3点Fまで確実に出せる喉であった。
また、そのまま低音まで降りれば自然に低音出まで出るので、音域は十分取れると思われた。
曲は、カルメンのミカエラのアリアから。高音は力みが大分薄れて、丁寧になってきた印象。
高音の声は、喉が高すぎないようにすることを条件で、喉で力まない発声を常に意識してほしい。
横隔膜を張ったしっかりしたブレスと、上あごの開いた高い響きを。
低音の発声に注意!下顎で喉を掘ると、スカスカして♭な響きになるので、高く顔面に集めることを。
アーン「クロリスに」は、リズムの特に休符に注意しよう。フランス語の発音は、特に鼻母音にNを付けないように。
最後にOh quand je dorsを練習。後半のピアノが8部音符の分散和音になるところ、歌手自身がリズムに気をつけないと、伴奏が合わせづらいので、特にリズム譜読みを丁寧に。