伴奏合わせ。
信時潔の「沙羅」から「からす」「よしきり」「占ふと」「ゆめ」4曲をじっくり練習した。
「からす」は、低音が出にくいが、歌声で出そうとすると難しい。
音程を出すのではなく、声の響きを高くはっきり出せば、音程そのものはあまり気にしなくても良い、くらい語り口を大切にして欲しい。
ピアノは、スタッカート気味に。
「よしきり」は、前回綺麗に歌おう、とのことだったが、やはりメリハリを重視すれば唱歌的な明快な歌が良いだろう。
PやMPなどの、抑制した声ではなく、大きな声ではっきりと歌うことが良いと思われた。
「占ふと」は、前奏のイメージ。たっぷりした響きを追求すれば自然に良い前奏、テンポが現れる。
歌はこれに限らないが、アの母音が下あごを下ろし過ぎる傾向があるため、中低音で響きが抜ける傾向が出るのだと思う。
あまり気にしてもかえって良くないので、今後の課題としてほしい。
「ゆめ」は、とても雰囲気が出せて良かった。
主にピアノ伴奏の前奏のイメージなどが中心になった。
全体にてにをはを明快にすることは、間違いなく良いと思うが、中低音発声で、響きが抜けることにつながる、下あごの問題があるので
その点は注意を。
現段階では伴奏合わせの練り具合で、更に良くなる可能性があるので、もう少し頑張りたいところ。
これは理屈抜きで合わせることしかないだろう。