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最後の合わせだった。
発声練習をしないせいもあったが、1回目の通しは、やや声を抑え気味。
５線の真ん中1点F～2点Cの声をもっと出すようにと指示。
逆に一番上の領域はちょうど良い。
尻上がりに調子を出して、今日の出来は今までで最高の出来だった。
今まで何度か本番にも出した曲なので、当たり前と言えば当たり前だが、
彼女の出来の中では最高だ、と思った。
自信を持って歌えるだけで、かなり違うものである。
伴奏は、特に1曲目の和音はどっしりと、良い響きを出すことを主眼としてほしい。
2曲目は、わくわくするようなリズム感を8分音符で刻む伴奏形に活かしてほしい。
すなわち、繰り返される8分音符のリズムが絶対に、最後まで緩まないこと。
4曲目は早くしたり遅くしたり、と迷ったが、良い落とし所が見つかったと思う。
シューマンはピアノ伴奏で音楽が作れるので、良い響きが出るようにお願いしたい。
