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バッハの78番の二重唱、良く歌えていて、あとは低声と合わせて作り上げればよいくらいですが、
改めて発音をしっかり見ました。
メロディの上に、言葉が出てくるように、母音よりも子音を素早く発音することに集中してください。
特に二重子音は、発音量が多いですから、その分を素早く言わないと、母音がリズムの中に入れなくります。そのため、子音発音のタイミングを考えなければなりません。
ということは、その前のフレーズの終わりの切り方も気を付ける必要があります。

パーセルのMusic for a while
英語の得意な彼女に選びましたが、さすがに自然な発音と音楽性を感じました。
声のダイナミックの調子や、クレッシェンドなどが、素直に自然に歌えていました。

2点E~Fの声は、この曲の神秘性を考えると、もうすこし抑制された暗い響きになると良いかもしれません。やや前に出過ぎる印象があり、鋭いと感じました。
早めのチェンジをして、静かに落ち着いた高音発声になると良いと思います。

最後に、モーツアルトのドン・ジョヴァンニのNon mi dir bell’idol mio
を譜読みしました。
修飾音符の扱い、リズムの把握など、細かい音符も多いので、譜面にリズムの区分を記入しても良いでしょう。
特にレシタティーヴォの部分は、縦線を薄く書いておくと、拍節がわかりやすいと思います。
まずは、拍節をしっかり頭に入れて歌ってください。