SKM
ブレスというものがいかに大切な物か?ということをわかってください。
ブレスは息を吸うためだけではなく、音楽そのものということです。
わかりやすく言うと、リズムに属するともいえるでしょう。
ブレスをきちっと出来ないとリズムもグダグダになるわけです。
合唱で人を合わせて歌う場合、音楽の一部であるブレスを適当にカンニングブレスにしても、目立たなければむしろ良し、とされます。
しかし、独りで歌う場合は、ブレスを含めた音楽を一人で責任を負ってステージに立つ覚悟を持ってください。
YKR
今回からコンコーネの50番を始めました。
前回のレッスン後に、本格的に声楽を基礎から始めたい、ということで、今日はみっちり基礎を教えました。
ブレスの仕方、喉の扱い、それに伴う口の開け方、姿勢。
大事な点をかいつまんで教えました。
お腹の使い方、口の開け方、口の中の感覚を、良くつかんでおいてください。
コンコーネは1番からはじめて、声が高音に向かい出す時に、細くならないで太さを保つように。
喉の奥が開放的になる意識を持つように、という点を練習しました。
FKY
正月休みを挟んでおよそ1か月近く間が空きましたが、かえってそれが良かったのか?失礼ながら大化けしていました。
声が驚くほど良く響くようになっていました。
下あごを楽に良く降ろすこと、ブレスを意識することが、声を良く響かせる原因になっていました。
また、以前から教えた高音発声になるところから、喉が上がって締らないように意識することも効果的でした。
お腹の下腹部を出っ張ら科さないように、腹部上部に入れてさらに拡張する意識で声をじっくり出してください。
OM
喋り声が少々おかしいのと、歌っていてもどこか何かひっかかるようなので、心配でした。
しかし、歌う程に調子が良くなったというので、一通りレッスンを続けました。
彼女の課題は、口の開け方です。
特に母音のOになると、下あごまで突き出るような動きになります。
類推ですが、声帯を伸展させるような喉の使い方を避ける傾向があるのではないでしょうか?
これを怖がらないで行うための練習がハミングになります。
母音だと、もろに声帯を使う感覚に生理的な拒否反応が起きがちですが、ハミングだと楽に出来るのではないでしょうか?
口を開けるときに、下あごを少し耳に向けて水平にスライドするように開けることを良く意識してください。