今日は4名の方を教えました。
初心者の方は特に書くべきことはありませんが、声が思うように出せることは大切です。
それから、高音になって、とたんに喉が浮いて音程が上ずらない声になるよう、重心に気を付けましょう。
声の共鳴は頭部や鼻腔だけではなく、胸など胴体にも響かせる意識がないと、深みに欠けた浅薄な声になります。
合唱の場合はピッチが良ければそれでよいでしょうが、ソロだと存在感の軽すぎる、声で魅力に欠けてしまうでしょう。
喉をリラックして、自然に太い声を目指すべきです。
ソプラノかメゾか?という違いを気にせず、各人の持っている楽器としての最大幅を狙ってください。
アカペラの日本歌曲を練習しました。
早坂文雄の「うぐいす」です。
メロディが、いかにも古い日本の篠笛を思わせる修飾に満ちていました。
まずは、このような日本の龍笛や篠笛のソロを聴いてみてください。
このような修飾的な要素に満ちたメロディは、細かい音符を丁寧に歌うことを、まず第一に考えてください。
特に16分音符を流さないように。
そして修飾音符も急がないで、むしろ強調するように。
あとは旋法性を大事にする場合、この曲だとFの音程が上ずらないようにしっかり決めておくことです。
アカペラだと、この基音のしっかりした音程感覚がないと、良くわからないメロディになってしまうからです。