FY

発声練習の声は、やり方を間違えなければ中低音の特有の息漏れも軽減して、良い響きになってきました。
響きという感じが出てきました。

母音のIから母音Aへ、という流れは良い方法だと感じました。
中低音は、ハミングで音程を正確に高く鼻腔を意識する方法で、息漏れ的な声にならないようにします。

高音の換声点から上も、大分安定してきました。

コンコーネは、14番を練習しました。
2回ほど合わせて、何とか無事通過。
次回は15番です。
難しいので完璧な譜読みは狙いません。
それよりも、譜読みをすることに意義があると思ってほしいです。

パーセルのMusic for a whileを練習しました。
これも歌いこみがまだ足りません。
ともかくもっと歌いこんでおいてください。

YIM

軽く母音Aの下降形と上向形で発声練習をして、直ぐに曲に入りました。
グノーのJe veux vivreでした。

これが、喉が温まっておらず、高音がかすってしまったので、再度発声練習をやり直しました。

スタッカートの練習を中心でした。

彼女の癖は、換声点から上の高音発声時に、口を閉じ気味にして口奥の使い方で支えのあるファルセットを出します。
これが、5点Aからに上がるのに無理があるようです。

それで、口を開けて、もろに喉、あるいは喉より下を意識して当てる練習をしました。

最後にモーツアルトの「羊飼いの王様」のアリアを練習しました。
全体に、以前の喉の高さゆえに苦しそうな感じがなくなったことと、以前よりもブレスが持つようになりました。
それでも、音程の跳躍で必要以上に息を使う点を気を付けて、滑らかに歌いまわすこと、息を余計に使わないように発声を意識するだけでブレスは持つようになりました。

換声点から上に跳躍する時、息の力で共鳴を起こすように発声する方法は息を使いすぎるので、要注意です。
単純に声帯をもっと合わせる発声をすることで、今の半分の息のエネルギーで高音を出せることを、これから課題にして行きましょう。