2017年5月12日声楽レッスンノート

YM

Je veux vivre

胸呼吸の強さと換声点からの発声がもっとも大きな課題です。
換声点から高音域になると、呼気圧と喉の力で目いっぱい出す発声になっています。

中低音域の声は、呼気が抑制されて息もれの少ないきれいな響きが出せるようになりました。
高音の換声点から上にかけても、同じように出す意識を持てばよいのです。

修正のためにはハミングを練習しますが、ブレスから声出しに至る際のお腹の使い方も覚えないと、本当の意味での発声を会得出来ないでしょう。
これを覚えると高音発声も、ぐっと楽になると思います。

生理学的な発声、という観点でありますが、もっとイメージとしての歌声の出方、という面にも注意を向けてみてください。
息の力で共鳴を呼び起こす、というイメージではなく、もっと声帯そのものの振動の仕方と、声帯の合わさり方、というイメージです。

呼気は参加しますが、本のわずかで一定であり、むしろ声帯そのものの振動と、良く合わさったイメージです。
良く合わさらないと、息が余計に出てしまうでしょう。
この辺りの感覚的トレーニングには、母音のIとハミング練習を組み合わせる方法良いと考えています。

ハイドンの天地創造の合唱から、ソプラノパートの一部。
メリスマが細かく動けないとのことでしたが、ここでもブレスと歌う際の支えが確立していれば、課題はクリアできると思いました。
現状では、ブレスポイントを決めて守ること、が大切です。