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母音発声で、久しぶりにEを使ってみました。
Leでの練習でした。
彼女の場合も特にA母音で舌奥が固くなる傾向が強いためです。
声帯のもっとも弾力のある良く響く中低音の状態のためには、この舌の脱力は必須です。
A母音の発声時に、単純に声が奥に引っ込まないよう、前に出そうと思うだけでも効果があると思います。
もう一点は、中低音は喉が脱力できていなければ、喉を開こうとすることは逆効果になることです。
このために、中低音域は口を大きく開かないようにして、鼻腔経由の発声を意識すると良いでしょう。
グリークの6つの歌曲は、6番から始め、1番に戻って5番まで、ざっと通しました。
ピアノ伴奏の和音と声との音程関係で、伴奏に引きずられないように注意する点と、
シンコペーションの伴奏時に、歌のリズムが、これも伴奏テンポに迷わされないように注意して譜読みを再練習してください。
