オンラインレッスンのブログにも書いたが、改めて昨日のオンラインレッスンは実り多いものだった。
それは受講生相手の方のレベルに負うところが大きいのかもしれないが、日常の私が伴奏を弾きながら歌を聴いて修正していくスタイルが、
実は指導法としては、受講生の歌唱に対する集中力に欠けるのではないか?という一つの発見でもあった。
つまりオンラインであれば、生の声ではなくても歌手の顔を正面或いは横でも良いが、かなりアップの状態で観察出来るということ。
これが今日のような発音と発声の関係を指導するうえで、とても有効なことだと感じた。
音質は良いか?といえば、お世辞にも素晴らしいというレベルではないが、フランス歌曲としての歌声の表現に関わる使い方の判断も出来ると確信できるものであった。
もちろん、受講する側の感じ方もあるので一概には言えないと思う。
思い切って歌えない環境の方の場合は、基本的な歌うという肉体や心を開放する部分が犠牲になるのは否めない。
したがって限定された一つの訓練方法として捉えれば、とても有効な練習方法であると思う。