ドビュッシーBeau soirの練習で考えたこと。

低音域の声は、無理に響きを持とうとすると響きがこもってしまうので、共鳴を意識しないで単純に前に出す方が良く通るし明るい。
すなわち音楽的である。
中音域では共鳴を意識すべきなのは、いわゆるあくびをして出す方法との関係がある。
そうでないと、単に浅く緩い生声に鳴りやすい点に注意が必要である。

武満徹のIl neigeという曲。

同じ歌詞フレーズを二回繰り返す例がある。
これは、この繰り返しを強く意識して歌うこと。
何であれ特徴的なフレーズは、その特徴を良く表現する意思を持って歌うこと。
フランス語の母音は、母音の形を明快に顕すべきであろう。