GH
発声練習
母音で5度アルペジオ、オクターブノアルペジオ、最後に5度スケールと行った。
このところのレッスンに比べて、少し不安定な声だった印象があった。
トスティ Tormento
今回は良い声で始められた。
さすがにこのところのレッスンで連続して発声の喉のポジションを徹底した効果が上がったと思われる。
苦手なI母音も上手く対応できていた。
一応目標は達成できたと思うが、今後、他の曲を歌うにしても全く同じことなので、常に注意を払ってほしいと思う。
シューベルト「ガニュメード」
これも良く歌えていた。
強いて言えば、最後の部分のフォルテの声が少し張り過ぎか？と思われたこと。
メロディが良いので気持ちがこもりやすい点を注意して、冷静に綺麗に歌った方が良いと思われる。
シューベルト「あふるる涙」
冒頭の有名なモチーフ、典型的な短調主和音のアルペジオは、特に高音側の主音が綺麗に決まってほしいところ。
その他は、表現を考えて良く歌えている。
男らしい純情が良く表現された歌声である。
カンツォーネ
イタリア語の発音が軽やかできれいだった。
音域が低く歌いにくいようだとのことで、キーを上げることになった。
やはりキーを上げた方が声が明るく、発音も明快になった。
好みの問題とか表現意図も関わるが、発音はもう少し明快になった方が良いと感じた。
3連符が低音域で続くレチタティーヴォ相当の部分などは、特に音符のリズムに付き従い過ぎないで、イタリア語のアクセントや抑揚を良く出すと良いと思った。
