HA
Star vicino
イタリア的な嗜好を考えるとファルセット成分の強い声ではなく歌うと良い。
具体的には、弱声でもファルセット性の強い声ではなく、張りのある声。
歌い出しで声に張りを持たせるため、少し重心を低く感じること。
ただし、声がこもらないように。
そのために軟口蓋を高くしておくこと。
Lascia ch’io pianga
9月の発表会で歌ったこともあり、特に問題もなく綺麗に歌えている。
前回の発表会のレッスンで指摘だけしておいたこと。
声にもう少し芯があることで歌声の音楽性が倍加するということ。
ピッチを低めに取るという考え方も良いが、感覚的な方法で難しいか?
口を開けたハミングで、声に芯を持たせつつ軟口蓋で響きの高さをバランスする。
この方法から母音変換をして、明るく芯のある母音を作る方法を練習。
Ombra mai fu
この曲は特に低音~中高音の音域の力強さがあると良い。
出だしのOが喉が上がってしまうので、口を縦に良く開けておいて出だすと良い。
そのままの喉の状態を保って次のフレーズを歌い繋ぐること。
Nina
民謡調の素朴さがあるこの曲は、やはり声の実感みたいなものが大事である。
その意味でも女性的な頭声の優しさだけではない、芯の強さを声質に求めたくなる。
発声はこちらも前2曲と同様である。
喉の高くないブレスと姿勢が大事。
と同時に声を当てる方向を考えて、芯のある中音域の声を作るべきであろう。