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トセッリ「嘆きのセレナータ」
先ず冒頭の音程感をきっちりドレミファソのなかから拾って決めること。
とても大事。
高音の換声点付あたりの声も、かっちりと当たった明快に声を大切に。
ピアノ伴奏は、3拍子だがゆるやかに、あたかもゆったりと船を漕ぐ感じがあると、歌も伸び伸びと歌えると思う。
3連符の歌い方は3連符らしさを強調するように。
Ritの指示が有る細かい音符は、急がずに確実に歌おう。
16分音符に割り振る4音節を確実に音符に載せてほしい。
最後に伸ばす音は4点Fになるだろうか？ファルセットになるとピッチが上ずるので注意を。
グノー「セレナード」
フランス語の発音。特に語尾のEのあいまい母音がエにならないように注意を。
Quandは1音節。クワンにならないように充分注意を
Entendsも正確に。
Rは普通に巻き舌で。
Ton haleineはHが無声なので、Ton_haはトナとリエゾンして良い。
最後のDormezのメリスマの音程を正確に歌ってほしい。
マスカーニの「セレナータ」
特に出だしの中低音域は、ピッチを意識して高めにすると明るくなって良い。
そのために口を開けたハミングの練習でピッチを確立して母音にしてみる。
このことで出た母音の感覚を歌に活かしてほしい。
全体に良く歌えているがサビの部分、4点G～Aの声は、フレーズ前のブレスで口を良く開けておき、
良く開けた口で胸から吐き出すようにしっかり歌うと、男らしい朗々とした高音が効けて快感である。、
