ST
発声練習
母音発声では中低音の声が安定している。
課題はやはり換声点の発声。
音程が♭になりやすい。
特に上行形で、この領域に達するときにピッチが♭気味になる。
常に高くつきあげるように意識してほしい。
例えば、ドミソやドレミファソなどのソ、である。
音域は、5点E~Aにかけて。
コールユーブンゲン No16 C)
リズムの練習だが、リズム以前に音程の跳躍が大きい点が難しい。8度や12度。
特に最高音が出る箇所は、3点Aから6点Cとなり18度である!
この意味が良く判らない。
続けてNo17は、音程は難しくなく、3拍子の練習。
これは4分音符系と2分音符系の違いによる3拍子の練習。
彼女のレベルにはちょうど良く、最後のe)まで初見が出来た。
次回はNo18からであるが、今日練習した部分は、なるべく復習して再確認してほしい。
ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」から「あたりは沈黙に包まれ」
前半は譜読みレベルとして合格に達している。
課題は、中間部のModeratoから。
音楽に変化があり、音高の幅や16分音符の扱いを含めた正しいリズム感で歌うこと。
完全にイン・テンポで歌えるまでは、ゆっくり練習すること。
ゆっくり練習することで、リズムの大枠が体感できる。
また16分音符の塊は、一つ一つを喉仏を動かすようにすることで、音程感を意識して出す事。
息で押すだけだと音符の粒が感じられない声になる。
意識的に下あごを動かしたり、喉仏そのものを揺らすようにして、一音ずつを音程を明快に出すように。
慣れると、動かそうとしなくても出来るようになる。