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発声練習

下降形5度スケールで始め、5度上行、アルペジオ上行5度などを練習。
姿勢が気になったので姿勢を修正した。
腰が入り過ぎて上半身が硬すぎる。
足のひざは緩くしておいて、腰はあまり入れない素直な姿勢が良い。
重心は低く感じるために、足のかかとに重心を感じるべきであろう。

フォーレの歌曲 Aurore,Clair de lune,Aubade,Nocturne

全体的な印象としては、声が前に明るく響く健康的で若い歌声である。
フランス語的には、暗い母音と明るい母音、あるいは広い母音と狭い母音の違いがもう少しほしい。
最も出来が良かったのがClair de luneであった。

練習を深めたのは、中間部のAu calme clair de lune triste et beauのくだりである。
出来れば1ブレスで歌うこと。
大事なことは音程感。

それまでの疑似的な変ロ短調から疑似的な変ト長調に転調する。
そのため旋法性は残っているが、あえて変ト長調のスケールと音程を意識してもらった。
これが功を奏してか、音程感の良い声になり伴奏和音との和音感が抜群に良くなった。
他の曲では、この練習はしていないが、同様な方法で音程感を確認し良い音程で歌えるようにしてほしい。