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  1. AS

AS

同年代の男性が初レッスン。
発声の声はとても良い声。
典型的なバリトン声である。
それも鋭いのではなく、柔らかく深く響く声である。

ボイトレの経験はないが、高校~大学と合唱を熱心にやっていたとのこと。
特に高校時代は厳しい特訓を受けていたとのこと。
やはり良い声はそれなりの理由があるのだと納得できた。

フランス歌曲が好きで歌いたいとのことで、今日はフォーレの「ネル」から練習。
主にフランス語の発音の修正であった。
語尾がEの場合、エではなくあいまいなウに近い感じは大切。
ただし、ユで終わる場合とウで終わる違いは、単語のスペルの違いなので要注意。

フランス語が全く初めてで語学勉強の初心者、という条件であれば、カタカナを振るのは致し方ないとは思う。
ただ、楽譜に細かく書き込むのは見にくく間違えの基になるので、別のコピー用紙にでもフランス語歌詞を印刷し、
そこにカナを振るべきであろう。

本来勧めたい発音を覚える方法は、先ず耳で音として覚えること。
短い単位で良いから耳で覚えて、それを口の端に出せること。
其の上で、それが字にしたときにスペルがどうなっているか?を確認すること。
このような作業を経ると、単語を見たときに発音が想像できるようになる。

それからこれも正論になるが、単語を辞書で引くと発音記号が乗っているはず。
この発音記号の読み方を覚えることも重要である。

最後にChanson d’amourを練習。
母音で歌うことと、フランス語の読みを軽く練習した。
SiとZiの発音、つまりスィとズィの発音が、我々日本人には難しいが、フランス語では重要であること。