AC

発声練習

4点C~5点Gまでと1オクターブ半を練習した。
5点C以降の声の切り替えがきれいに頭声になっていた。
聴きながら、むしろレッジェロなソプラノの声が向いているように思えるくらいであった。
そのため、ソラソラソファミレドの8ビートないし16ビートの音型で5点C以降を上がり下がりの練習をした。
きれいに声が頭声で回せている感あり。

ただ実際の音楽の中では喉が高い状態になり勝ちな点が気になった。
そのため、下あごを更に降ろして開いた口で歌う練習を行った。
声の響きが低い個所にも共鳴する感覚である。

ラヴェル「5つのギリシャ民謡」

総論

前回レッスンでした点はほぼ出来ていた。
そのため、更に詳細に練習を行った。
大事なことは、喉を高くしないように歌うこと。
特に1曲目、2曲目はその点を強調した。
この練習のためには、母音をAにして行うのが先ず良い。
AやOは喉が下がりやすい母音なのである。

低い喉で歌う注意点

換声点近辺に跳躍するフレーズの場合である。
上がるときに更に喉を低く意識しがちなのだが、これが声を不要に太くしてしまう。
これがピッチを低くしてしまう原因になること。
このバランスが一番難しい点であろう。
換声点近辺に跳躍する場合、高音側は無理に押さないように。
ピッチだけを頼りに上がるのが良いが、結果的に声を押さない発声になるはずである。

3曲目

声の問題よりもリズム感が大切である。
Ⅱ拍子だが8拍子にして2468を意識に上らせるリズム感があると、しっかりどっしりした感じが出せる。
ピアノ伴奏も併せやすいのである。

4曲目

レッスン終了後に変拍子が難しいとの言あり。
変拍子は確かに譜読み時点での意識は必要だが、なるべく音符の長短を相対的につかむこと。
最初は伴奏のリズムを手で指揮をしながら練習すると良いだろう。
伴奏がアルペジオになった部分だけは、慣れるまで拍節を意識したほうが良い。

5曲目

リズム感良く声も良く出て歌えていた。
これも変拍子があるので、伴奏音楽を良く理解しておくと判りやすいだろう。