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28日のコンサート直前の最後のレッスンでした。
いつものように発声練習をして、コンサートのプログラムを通しました。
全体に、良かった点は、最初に思い切り高音を出した発声が良かったのか、喉に来ない発声が出来たことです。
大分高音発声が滑らかになって来ました。
音楽的には、前回の伴奏合わせでやった通りの事が出来れば良いでしょう。
強いて言えば、「小さい秋」では、クレッシェンドをどうしてするのか?楽しんで歌っているか?と云う点が問われると思います。
曲はマイナーですが、楽しんで歌う感じが出せると良い曲だ、と彼女の歌声を聴いて思いました。
「おかあさん」は、匂いがテーマです。匂いを感じて、心地よさ、卵焼きの匂いがしてくるように、イマジネーションを膨らまして下さい。
「夕焼け」は、今回感じた、中低音の声の課題があるため、ブレスが意外と伸びない点が影響があるのでしょう。
中低音は、声を出そうとすると地声の傾向が強くなります。
もう少し頭声の混ざった中低音の声が出来ると、息を使い過ぎないで、滑らかにフレーズが伸ばせますし、クレッシェンド・デクレッシェンドも自由になります。
今日は、音程の感覚を少し変えて、狙った所よりも少し高めを狙って歌うようにしてもらいました。
このようにすると、「夏の思い出」の中低音の声の響きがピッチが良く滑らかになります。