9月9日

KN

発声練習は、やはりU母音を使うことが、今の彼女の喉の課題には必須。
喉のポジションをきめるのに最適。
イタリア古典から3曲を練習
Lasci te mi morire Sebben crudele Nel cor piu non mi sento
いずれも発声の課題を修正しながら。
特に声の出し初めに注意を。

9月10日

HH

軟口蓋発声が主要テーマ。
彼女のネックは5点Cから5点Fの換声点。
ここで、胸声傾向が強くなるため、高音への換声点通過がとても難しい。
軟口蓋、つまり喉奥の高い場所で歌う感覚。
低音は一見して鳴りが悪くなるが、音程感が良く高音発声にスムーズに移行できる。ただし、今は口を開けない発声がポジションを取りやすいので、歌う方は窮屈な感じがして歌いにくい。

曲は
Se florindo e fedele
この曲の歌い方も胸声傾向が強いため、前述の軟口蓋発声を徹底して練習。
グノーのファウストからシーベルの「花の歌」
そしてモーツアルトのVedrai carino
いずれも発声中心。

9月11日

体験レッスン1名。
合唱団員。合唱歴8年。
発声のさまざまな方法を教えた。
ソプラノで音域は比較的広く保持しているが、喉が閉まり気味。