11月6日
SDK
発声練習。
今日は久しぶりに中低音発声における声のひび割れが出たので、ハミングの練習を徹底した。
ハミングでピッチを高く合わせておいて、芯のある響きを狙う事。
まだピッチと芯が両立せず、ピッチを高く合わせるとファルセットが強くなる。
喉を下げる感覚がまだ未開発だと思う。
曲はドヴォルザークの「ロマの歌」1,2,3,6,7をひたすら歌う。
5点Dくらいから喉を上げないようにするために、下あごを降ろした発声を覚えると良いだろう。
11月7日
NC
頭声が調子悪いとのことで、発声のみレッスン。
実際は頭声領域を発声するのではなく、中低音を良く練習する。
これは、緊張した喉を緩めて、声帯の柔軟性を復活するため。
実際の彼女は、中低音で息漏れが多い発声であることと、その影響で換声点から上が声色に段差が付きやすい点。
開母音、狭母音、口を開いたハミング、ハミングから母音に変換、という順番でじっくりと発声練習。
最後にスタッカートで高音までを練習したが、息を強く使う発声を修正。
お腹を使う意識を持たず、お腹は息の貯蔵庫で、息は声を出すために使うというイメージ。
これだけで、声がかなり明るくなった。
スタッカートによる高音だけではなく、中低音の発声にも応用すべきだろう。
SKM
発声の声は良く喉の開いた声だった。
ただ、高音の換声の課題は未解決。
換声点までの声の出し過ぎも関係あると思う。
声の出し初めで声量をコントロールすることを覚えると、発声の諸問題は解決するケースが多い。
アーンの「クロリスに」から。ブレスがきちっと伸ばせるようになった。
que la mortからの伴奏が変わるところは、少し早く先に進むように。
次のフレーズから戻るが、音程上昇に伴った声を強くしないこと。
「恍惚のとき」狭母音の狭いEは、唇を良く突き出すことで、喉を締めないように。
Oh bien aimeeのeや、最後のC’est l’heure exauiseのIなど。
ケルビーノのアリア。
換声点の発声が未解決なので、声がチェンジしやすい点が課題。
MZM
発声練習に時間をかけた。
今日は音程上昇のフレーズで、換声点近くなるにつれ、口を開けていく方法の練習と同時に、お腹の使い方を練習。
お腹は側腹から腰背部を拡げていくように意識して歌う事。
特に高音になるにつれ、側腹から腰背にかけてを張り出すようにすると、声が安定する。
そして、口を開けていく際に下あごを降ろすと同時に軟口蓋も上げる。
軟口蓋は、喉奥を意識するよりも、表情筋を使う方が上手く行くこと、あるいは上唇をめくれ上げるように口を開けること。
ライオンがガ~っと大きく口を開けるように縦に開けること。
コンコーネは4番と5番を練習。
やはり換声点前の5点Eへの跳躍が関門になる点を練習。