12月22日
ST
ベッリーニから「清教徒」
Qui la voceの前半部分を練習した。
フレーズの息の流れを重点的に練習。
現状はメロディをきれいに歌うことが出来ているのだが、フレーズの山がほとんど感じられないために、ダイナミックな律動感、声の強弱が活かせていない傾向になる。
単に声の強弱という理解ではなく、息を吐きだす力の強弱と考えるべきだろう。
次回は息の流れだけで練習する方法を取ってみたい。
12月23日
KR
高音発声で息を吸い込むように出す、というコツが効果的だった。
特に換声点辺りに跳躍する場合や、いきなり換声点近辺から声を出そうとする場合。
吸い込むイメージで声を扱うと、喉が開いてなおかつ息漏れの無い高音が出せる。
コンコーネの13番は苦労したが上がりとなる。
今日勉強した高音の切り替えが上手く出来たと思う。
14番を引き続き勉強中。
12月24日
TH
アドリアーナ・ルクヴルール
「私は大人しい下僕」「哀れな花よ」2曲とも強弱によるメリハリが良く出て、リアルなドラマ感が表現出来るようになった。
更にこの表現を深めてほしい。
Pie Jesuにおけるテンポの問題。
フレーズの切り方とブレスの問題。
テンポはAdagioで四分音符が54くらい。
重いテンポでも進行性は感じられるテンポだと思う。
フレーズを伸ばし過ぎないで、ブレスを小節内で入れること。
プッチーニ「つばめ」ドレッタの夢
高音発声で息を吸うように出す方法が彼女の場合も効果的だった。
高音発声後に続く子音処理で喉を締めないように、舌だけで処理すること。
つまり開いた口を動かさないこと。
HH
換声点前の5点C~Eの発声で強すぎると胸声がもろに出てしまう点に注意を。
カッチーニ Amor ch’attendi
イタリア語の発音の間違いに注意を。
ベッリーニ Ma rendi pur contento
跳躍で口をあまり開けないようにしてみる。このため、子音の処理を極力舌だけで行う。
アーン A Chloris
フランス語の発音の間違いに注意を。
モーツアルト「フィガロの結婚」スザンナのアリア
前半の声は頭声と胸声のミックス度が良く歌声と内容が一致した良い表現になってきた。
最高音の発声で、息を吸うようにと言う方法をやってみた。
高音の前の音符はしっかり出し、その反動で高音発声に跳躍すること。