1月21日
TH
発声練習で地声領域まで3点Fくらいまで練習。
喉の緊張を解食ことで、中低音域の声を充実させるため。
フォーレのPie Jesu
リズム感と声の調子が表現に適うものになってきた。
チレアのアドリアーナ・ルクブルールのアリア2曲。
声の強弱の表現力が増し、オペラアリアらしいドラマが見える歌声になったと実感。
ツバメから「ドレッタの夢」高音発声のコツ、息を吸い込むように、という方法が効を奏したようである。安定してきた。
NC
ロッシーニの婚約手形
どうも息漏れ傾向が強い声で、ロッシーニらしいアジタート感が出せない。
スタッカートによる歌声の練習を取り入れて、鋭く軽くという歌声発声を特に中音域で身に着ければ、高音は自ずと良くなるだろう。
喉が時々痛くなるのは、喉が高いためと思う。
特に音程跳躍で痛くなるのは、喉の支えを外してしまっているように思える。
ブレスの際に喉の状態を決めること、をもう一度思い出してみてほしい。
OZM
発声練習では高音換声点でファルセットに強くなる点を課題とした。
母音をIで練習してから母音Aに応用という具合に練習した。
喉が上がるのは実は喉を上げないから、という逆説がここにもある。
IやEだと喉が安定して、Aという後舌母音が喉が上がりやすいのは不思議な気がする。
それは日本語のアという発音のあり方に関係があるのではないか?
プーランクのシャンソン「海に続く小径」を練習。
フランス語の発音は、細かい部分を修正したが、おおむね発音は正確になってきた。
最後の最高音を5点Asに上げる場合は、その声がファルセットにならないように練習をした。
1月22日
SK
発声練習で特にI母音の声は非常に安定して良いフォームになってきた。
5点Eまでの高音の換声点までは、苦手だった中低音からの連続した声のフォームが出来上がったと感じた。
これを、母音のAにいかに応用できるか?が小さな課題。
現状でも悪くはないのだが、A母音は響きを出そうとすると地声になりやすいから。
ラフマニノフの歌曲「歌うなかれ美い人よ」
今回もリズム感が課題となった。
恐らく耳で覚えた歌を歌うのだが、確かに楽譜にはテンポの変化が指示されているが、基本テンポがしっかり身についていないと、伴奏とのアンサンブルが難しくなるし、声のためにも基本テンポをしっかり身に着けるべき。
手で拍子を打つのが難しければ、振り子式のメトロノームを見るのは良い方法である。
オテロから「愛しい人の名は」コロラトゥーラの音域が大変美しい声である。
1月23日
KGN
母音のIからAへの変換を練習。
中低音での母音Aの発声で喉が高く抜けやすい点を矯正する方法。
トスティのソルフェッジ21番を練習。高音換声点への意識を課題に。
跳躍で気を付けること。
ヘンデルVadoro pupille子音をきっかけに、喉が上がらないようにすること。
特に5点Fで喉が上がりやすいのは、換声点のためなので、息の力で押し上げないように、ということは、むしろ息を最小限で発声するためのきっかけが、子音の正しい発語であること。
メサイヤのRejoyce greatly細かい音符でHを入れない方法を課題にした。
しかし、おおむね良いリズム感と細かい音符の歌いまわしは良く出来ている。
KYN
発声で地声の練習が効果的であった。
感覚的に、チェンジしても喉を開ける意識が開発できるようである。
高音発声では換声を教えた。
息を吸い込むことをきっかけにした発声。
これも思ったより上手く行った。
逆に中低音に降りる時、特に鼻腔に声を入れる感覚を身に着けると、滑らかで音程の良いフレーズになりやすいこと。
コンコーネ21番
Sento nel core
Se tu mami
全体に今回の発声の効果が出せていた。
1月24日
MO
発声練習は、中低音での喉の準備の方法から練習となった。
むかしからよく言われている、少しあくびをした状態をブレス時に意識して声を出だすこと。
そして高音の換声点は、息で押さないで、むしろ息を極力使わないで出す方法を見つけること。
喉を少し詰める感じだろうか。
やってみると4点F♯までは、だいぶ良いがGは未だ厳しそう。Gの発声が安定するのを目標にすべきだろう。
コンコーネ31番2回目で復習。
高音が多いフレーズなので、換声点発声が未完成な現状でブレスが苦しいのはいたしかたない。
Sebben crudeleは、良く歌えているが母音のIを使って母音Aでも良い響きになる練習をした。
ついでに裏声で歌詞朗読の練習をしてみると、不思議と高音近い発声が楽になっているのが発見だった。