2月26日

OZM

プーランク「海へ続く小径」
フォーレ「河のほとりで」
特にプーランクのシャンソンでは中低音の声質と音程の良さに着目。
ただし音程跳躍で換声点近くに行くときに、高音側の音程があいまいになる。
これは換声点近辺の発声の課題。ファルセット傾向が強く出てくるため、息が漏れて支えが持てなくなるから。息の問題ではなく、喉の使い方と思うべきである。
これからの発声の課題にしたい。
フォーレの「河のほとりで」
前述の発声の影響もあるが、フレーズ後半のブレスが短いせいか?音符の並びがあいまいになることや、フレーズの歌いまわし方などに及んだ。

2月27日

SKM

ソプラノの発声に切り換えたことで、彼女の持つ音楽性が発揮できるようになったと感じた。
チェスティのIntorno all’idol mio
出だしの声のトーン、音程感とも完璧と言って良いくらい素晴らしい。
ビブラートが付かずに弱声できれい。
各楽節の終わりのタイミングでピアノ伴奏を聴いてから出ること。
ヘンデルのPiangero la sorte miaでは、ブレスが厳しいところのポイントを教えた。
中間部は慣れていないせいか、少しテンポが遅い。もう少し切迫したテンポ感が出るように。

2月28日

KGN

一通り発声練習。喉に余計な力みを与えないように意図していることが良く判る発声。
これはある意味良いことなのだろう。
実際の歌で力が出せれば良い。
パノフカの1番。2回目。リズム感は正確になり細かい音符も滑らなくなった。
ヘンデルのVadoro pupilleは、時として息漏れが出る5点Fの声に注意を。
特にクレッシェンドの効果を考えた長いフレーズ感など、工夫した。
メサイヤのReoice greatly
これも時々換声点前後5点Fくらいの声のかすれが気になった。
もう少し軟口蓋のが意識されると良い。

MZM

発声練習を30分近く行った。
中低音はとても良い声の響きが出せている。
高音になると、出し方が分からないため急速に喉が閉まって息が吐けなくなるように感じた。
そのため、

軟口蓋の挙げ方を教えると、下あごを突っ張って降ろしてしまい、声が暗くこもってしまう。
下あごをあまり降ろさない方が良い。

コンコーネの8番を練習した。修飾音符に気を付けて、後は高音の発声に留意。
シューベルトのAn die Musik
この曲,初心者にはブレスが難しいので、ブレス位置を工夫した。
そのため、歌詞の譜割を微妙に変えてみた。
声は音程も良いし声量も無理なく出せて綺麗に歌えている。
方向性は良い。