KT
コロナで長期お休みしていたが復活した。
発声練習は、ハミングを徹底。
特に慣れない口を開けるハミングは、声を頼りにでは出来ず、私の口の中を見て一発で出来るようになった。
これを利用することで、声帯の振動や換声点の通過の仕方がとらえやすくなる。
ただし未だブレス時のお腹が出来ていないため、喉が高い発声になってしまう。
これは、もう少し待たないと難しいだろう。
コンコーネは9番から。
彼の場合は譜読みの課題は、リズムの把握。
この曲は9/8拍子なので、3拍子ということを大事に。
イタリア歌曲からStar vicino ここでもリズムが課題に。
特に初心者の方に多い、苦手な付点四分音符の捉え方。
理屈と、体のリズム感の両方をバランスよく身に着けて行くこと。
特に学習初期にこれを徹底して身につけておかないと、後でとても苦労することになるから。
ST
発声の声は中音域が明るく響きというか共鳴感のある声になったことが好感を呼んだ。
ただ換声点から上で、相変わらず喉を下げようという癖があるため、結果的に頤に力を入れてしまい、暗い♭な声になり勝ち。
怖がらないで、喉を開放して高く出そうとすることをまず大事にしてほしい。
Qui la voceを練習。
全体的な感想としては、前半は安定した歌唱で安心して聞けるまでになった。
後半の速めの音楽は、特に高音のメリスマが半音階で難しい点では高い音程が喉を下げ過ぎないで明るく出せるレベルになった。
ただ、メリスマはまだ細かさが出せず、特に下降形の半音階はほとんどポルタメントになってしまう。
当面はHを混ぜて良いので、一音ずつ細かく出すために、ゆっくり練習すること。
それから全体に、特に後半のアップテンポは声を出しすぎる。
伴奏部にPやPPPと書いてあるところ、そしてフェルマータにも要注意を。
最後の最高音は、成功率がとても高くなった。