SKM
発声練習は、母音Aの下降形から始めた。
やはりA母音は、特に5点Ｃからは声がかすれる傾向が強くなる。
低音に降りて4点Cから母音Iで始めたが、結局5点Aで綺麗にソプラクートに換声出来ていた。
また5点Fのポイントも問題ない。
母音のIが一番得意な母音のようである。
下あごの力みの影響が最も少ない発音になるからであろう。
曲は、新たにベッリーニのVaga luna che inargentiとドナウディのO del mio amato ben
2曲をイタリア語の歌詞の読みと1番だけを通してみた。
イタリア語もリエゾンが多いので、歌詞の譜割に注意が必要だ。
彼女は高音キーの楽譜を持ってきたが、ソプラノを目指すとしても、今は中声用で練習するのが良いと思った。
中音域の良い声を犠牲にしたくないと思ったからである。
