KT
発声は当初と打って変わって高音発声に照準を合わせた。
そのため、発声練習の際低音を3点Fとし、4点bまで練習。
彼の声は、喉が絞まったとしても4点bまで確実に出るし、試みに5点Cまでやると、自然にファルセットになる。
これなら行けるだろう!と思った。
ファルセットの練習はせず、口を開けたハミングを覚えてもらい練習をした。
ピッチを正確に高く合わせてハミングで練習をし、最後に母音に変換する。
総合的に言えば、母音発声の際に下あごを発声の瞬間に降ろさないようにする事である。
このことで太く当たる声を細く鋭くするように出来る。
コンコーネは12番。副付点四分音符と16分音符の組み合わせのリズムの歌い方を注意。
下の伴奏の8分音符との関係を見ること。
イタリア古典歌曲はSento nel core
概ね大きな声を出さない発声になって、高音発声への準備段階として良いと判断出来た。
Amarilli
全体に丁寧に歌えるようになった。カデンツァのブレスに入れ方と、譜読みの間違いを修正した。