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喉が温まるまでの話であるが、あごを引き過ぎるため喉が詰まっているように見える。
無理にあごを引かないで、斜め上を向くことで、息が楽に口から吐ける発音・発声を。
これは特に5点Fの換声点から上の高音換声点5点Aにかけて。
夜の女王を練習した。
ここでも換声点近辺での喉のつまりが著しく、徹底練習となった。
ここでは声の換声を意識した。
つまり、もっと高い6点Cになると自然にでるファルセットの多く混ざった声を、そのまま5点Eくらいまで降ろしてみること。
その声を積極的に使うこと。
もう一点、今日は改めての発見だったのは、呼吸法のこと。
ブレスをするときに上腹部がまるで膨らまないので、不審に思って調べたところ、背中から腰にかけて力を入れるために、
横隔膜が良く伸縮していない吸気状態だったこと。
この呼吸方法を正してみた。
これが正しく出来ると、驚くほど喉の開いた膨らみのある良い響きになった。
背中に支えを感じるのは悪いことではないが、そのあまりに前腹ががちがちに硬くなっていては意味がない。
前腹を固くしなければ、横隔膜が収縮すれば自然に膨らむのは理屈なのである。
良い発声は横隔膜収縮が自然に良く行われること、に尽きるのだと思ったレッスンだった。
