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発声練習は、特にブレスについて指導。
息を吸おうとするのではなく、腹筋を使うこと。
吸おうとするタイミングで腹筋を働かせ、息を吐くときに均一に長く吐く、という練習。
その吐く息が声になるという理屈とシンプルな体の使い方を覚えてもらった。
コンコーネは44番。
譜読みは問題なし。
声も発声練習での呼吸方の影響があってか?比較的に音域の高いフレーズで喉を締めずに歌えていた点が成長の跡著しい。
カンツォーネ「忘れなぐさ」曲調にあった良い歌声であった。
終止の高音へのポルタメントを指導。
理由はDi meというフレーズの歌詞でE母音は喉が上がりやすく、高音側が喉の締まった声になりやすいため。
I母音でポルタメントで昇ってから、Meに移行すると良い声にはめやすいこと。
ポルタメントや高音のIで口を開けて出す歌唱法など、歌い込みながら覚えて行ってほしい。
特にオペラアリアで有効になるだろう。
イタリア古典歌曲集のPer la gloria d’adorarvi
少しずつ高音発声が改善されていると思う。
弱声の高音ではファルセットを使っても良いのではないか?と指導。
ファルセットも喉の締まらないファルセットが使えると、実声に効果が出てくると思うので。
Caro laccio
良く歌えているので、あとは歌詞を自由に語るように歌えることが目標と話して練習した。
これには伴奏者の音楽性も影響が大きいだろう。