MMH
発声練習は高音6点Cまで、高音が良く伸びてきた印象である。
下あごを動かさない発声は,彼女の場合覚える必要はあるだろう。
後の実際の歌唱でも、良い声が発揮されているが、やや暗めのメゾ的な響きは魅力的であるが、
ピッチを高く明るい声を発揮する際に必要な方法として覚えてほしい。
ベッリーニMa rendi pur contento
良く歌えているが微妙にピッチを高くするために、前述の方法を試してみた。
このようなイタリア的ラテン系のペーソスのある曲調は、曲調に拘泥せずに声が明るくなるとぐっと印象が変わるものだ。
あと声を強くしていくと低い共鳴が出やすい点は中長期的な課題かもしれない。
ドビュッシーBeau soir
前奏から歌に入るタイミングは、ブレスポイントを明快に子音Lを明快にということ。
前奏のリズムに乗るのではなく、自分のフレーズ感を大切に歌うこと。
なぜか?現状のブレス技術だと万が一ピアノがIn tempoできっちりとアルペジョを弾いてきたテンポ感に
そのまま乗ってしまうと、ブレスがとても持たなくなるから。
また音楽の変化とテンポの変化はあるべきということ。
LとNの子音が日本人は出難いので、意識すると良いだろう。
C’est l’extase langoureuseは、良く教えた通りに歌えている。
あとは、弱声をあまり意識し過ぎず、良い声の響きを大事に。
特に冒頭のフレーズは声の響きを大事に歌うこと。
Cettea me qui se lamenteのフレーズも言葉の意思を明快に歌うことが先決だろう。
最後の低音のフレーズは上手く処理できるようになった。