TMZ

ピアノ弾き語りのレッスン。
主に曲の表現とフランス語の発音について。

ブラッサンスの「ベンチの恋人たち」
越路吹雪の歌声が耳に残っているので、その方向を思い出しながら提案を。
声の調子をフレーズの表現に応じて変えること。
シッカリ歌い込むところ、言葉の意味する面白さを感じるところ、それぞれを良く表現すること。

Love of my life
一転してロマンティックなメロディ。
8分音符が続くフレーズと、四分音符が並ぶフレーズの歌い方の違い。
特に4分音符が並ぶフレーズは滑らかにメロディを紡いでほしいこと。
中間部でマイナーになる良く見られるパターンは、少しテンポを先に急ぐ感じで歌うと雰囲気が出る。
最期のタイトル繰り返しはディミニュエンドすると良いか。

ワイルの「ユーカリ」
MondeやVagabondeなど、鼻母音を正確に発音すること。
全体に普通感が支配した歌声だったので、このメロディ独特の退廃感みたいなものが欲しい。
テンポ感と歌声にもう一工夫。

Un recommencement
シャンソンといっても、フレンチポップスのモダンな雰囲気には切なさを思いきって出すと良いと感じた。
そのため、キーを半音上げてか細い声で、しかし響きを大切に歌ってもらったら切なさがより増して感じられた。