MMH

発声練習

軽い声で5度スケールからオクターブのアルペジョを行った。
換声点で声帯を意図的に緩めて開くためか?声が不安定になるが、力まない発声練習という意味では良いのかもしれない。

パノフカ8番

大まかに譜読みは出来ている印象であった。
このような練習曲を練習する意味は、音程やリズム感などを譜面を基にして歌声で再構成することに意味があるので、音程感とリズム感はとても重要である。

ドニゼッティ「舟歌」

単純な和音構成であるアルペジオの良い音程感を大切に。
その点から言えば、前述のパノフカの練習と全く同じことである。
極端に言えば、楽譜通りに歌えばこの作品の意図した表現の8割がたは達成できると思う。

モーツアルト「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナのアリア「ぶってよマゼット」

若い娘であるツェルリーナのキャラクターを想像してモーツアルトの音楽を考えれば、自ずと歌い方やリズム感が決まると思う。
特にモーツアルトという古典中の古典であるから、正確な拍節感と音程感を忠実に追って歌えば、結果的に表現は活きるだろうと思われた。

ドビュッシー「艶やかなる宴1」より「月の光」

以前にこちらが意図したとおりに歌ってくれた。
ただ中低音がピッチを意識した性か?逆に声質が薄くなり魅力に欠ける歌声になってしまった。
改めて、中低音のふくらみのある声質を要望した。
具体的には声量を抑制し過ぎないで、ある程度張った声を意図した方が良い事。
また、中高音の換声点直前辺りの歌声で特に声量を落とした場合は、口をあまり開けない方が上手くポイントにはまるはずである。