HH

発声

中低音は明るくピッチの良い声で歌えていた。
5点Cから突然ファルセット傾向が出てピッチが♭傾向。
恐らく喉を力ませないで歌おうとしているのか?
不明だが、この現象は実際の歌では軽減されているか消滅した。

グノー「春の歌」

良く歌えていた。
フランス語の発音の間違いを修正して、何度か部分練習や通しをした。

シューマン「女の愛と生涯」から「私の指輪」

音楽、伴奏の和音感に対して、声が不要に明るすぎるというか声質だけに意識を向けている感じ。
落ち着いた女性の静かな幸福感が溢れるこの作品の内省的な歌声を表現するためにも、声のピッチを高過ぎずに歌うこと。
主音からの音程感を意識すると実現できる。

グルック「オルフェ」から「エウリディーチェを失って」

高音発声で声帯が開いてしまう点を課題とした。
頭部を意識しないで、喉下を意識することで声帯が閉じる発声を指導。
口の開きがやや狭いが、良い当たりが出ていた。
中低音は良い声で歌えている。