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発声練習
ドレミファソ、という5度スケールの発声で始めた。
声の出し始めは、しっかり響かせること。
そして、次のレミファソは、ドの響きの上に倍音効果のように連なる感覚。
気を付けるのはミファソが弧を描くように音程が綺麗に張られること。
同様に、5度アルペジオ、オクターブ跳躍、5度アルペジオを練習。
最初の声の響きの延長線上に連なるように続く、という感覚を大事に。
オクターブ跳躍は呼気圧で飛ばさないで、声帯の扱いを意識すること。
トスティのソルフェッヂ28番
リズムソルフェージュを練習。
9/8拍子だが、基本は3拍子で取らず9拍子を正確に理解することが大前提。
3拍子×3ということを正確に理解すること。
練習は、手で3拍子を指揮しながら歌うこと。
テンポは楽譜指示よりゆっくりで始めるべきである。
最終的に楽譜指示のテンポで出来るようになるべきだが、
それを最初からやらないことに意味がある。
つまりゆっくりでも速くでも、どのようなテンポでも正確に歌えること。
リズム感が正確に身に付くと歌声も本物になる。
イタリア古典歌曲集から「ガンジスに陽は昇る」
主に4点Fの発声を指摘。
喉が確実に上がるポイントなので、声を当てる場所を明確に意識すること。
具体的には発声の際に下あごの降ろしと同時に喉仏の下を狙う。
このことで喉は上がらないが、音程の問題は残る。
音程は適度な軟口蓋の緊張である。
この軟口蓋と喉下に当てることとの上下の引っ張り合いが決まると、良い声で良い音程となる。
「遥かな友に」
音楽の表現する内容をよく理解して、声を出すこと。
つまり歌詞の内容と、それに沿った音楽をよく理解して歌声に反映させる。
「夏の思い出」
前回まで指摘した点が、改善され再現出来た。
メロディがことばのアクセントと違う形なので、言葉のアクセントを意識すること。
一例として「夏がく~れば」の「く」が長い音符だが素直に強調しないように。