SKMM
発声練習
久しぶりだったので、少し長めに練習を行った。
低音~中低音は地声傾向が少し入っていたので、それを修正した。
発声練習でおこなったのは、ピッチを高く意識すること。
ただ単に高く、ではなく、ドミソやドレミファソという階名の音程を明快に意識すること。
特に最高音に達した時の音程感が大事であること。
なぜか?
フレーズ中の最高音のピッチが良いということ=中低音発声が良いということ。
以上は中音域に関して。
後で露呈するが、全体の音域が高い曲については、高音の換声点の発声が出来ていないと難しい。
これは、前者のやり方だと破綻する。
それは、彼女の現状では喉を高くしない発声を覚えないと難しいから。
コンコーネ14番
この曲の音域では、低音から高音までピッチを高く意識すべきである。
オリジナルな考えとしては、音階である。
ト長調の並行調であるホ短調なので、ラ~シドレミ~と歌ったときに、高音側のミの音程を正確に歌うこと。
あるいはミ~レドシラと下降形では、ミの響きを変えないで降りることは鉄則である。
なぜなら、その意識を持たないと下降する時にピッチが下がってしまうのである。
山田耕作「からたちの花」
こちらはオリジナルキーで練習となった。
確かにこのキーは彼女の声には高い。
高いが、今日の練習次第では歌える可能性も感じられた。
とにかく喉を上げない発声方法を覚えることが先決。
ということで、声の出し始めでは常に該当音の和音内の低い音を想定して声を出す練習に終始した。
また高音への跳躍では、喉を上げないために下あごを降ろして口を開ける方法を提案。
彼女の場合は口を開けるよりも、方向を背中方向に意識する方が口を開けずに済むので良いらしい。