TNK

発声練習

前回のように声の出し始めをどのようにするか?を意識してもらった。
声の共鳴ということと、声の出し始めの喉の状態を意識することを大事に。

コンコーネOP.9から12番

前回、譜読みが不完全だったので、再度挑戦。
今回は大過なく歌えているので、全体の音楽のスタイルを表現するように歌ってもらった。
この12番は4拍子だが、音楽は2拍子系のマーチ、行進であること。
フレーズは滑らかに歌うべきであるが、複付点4分音符の長さと16分音符との組み合わせのリズムに着目。

曲のリズム感は、その作品のスタイルを表現する重要な要素なので、音取としてのリズムの後は、
リズム感という部分に着目して歌えるようになると良い。

イタリア古典歌曲集からPiacer d’amor

始まりの低音は、はっきり響かせる意識を持つことで、次のフレーズにつながることを大切に。
中間部の短調に転調するパートは、テンポ感を少し速くすると良い。
そして中間部の頂点に向かって速度を徐々に進めると良い表現になる。
そして、後半の再現部は、冒頭よりも少し遅めを意識して。
冒頭部分でも、最後の部分でも、修飾音符の扱い方に細心の注意を。
併せてブレスをきちっと取って、ブレス不足にならないように注意を。

フォーレ「漁夫の唄」

全体のリズムの正確さは得られたと感じた。
彼の傾向で発声の特徴か?語り口がやや緩い感じがある。
これを指摘して、改善してもらった。
単に、はっきりくっきりと発音することである。
曲の調子、それは短調とか長調とか、表現の内容とは別としてである。

ヘンデル Ombra mai fu

前回のレッスンを経て、ほぼ全体的に良いバランスを得て歌えていた。
その分、声の迫力は微妙に減じていたが、バランスが良いということはこの曲では重要である。