MO
発声練習
A母音で一通り練習をしたが、低音から高音のFま)は安定してバランスの良いものであった。
このところ他の生徒にも試している、口を良く開ける発声をやってみた。
この場合は下あごを、自分が思うより下に降ろす感じになるだろう。
4点Cくらいから上手く行かなくなるか?と予想したが、予想外に上手く対応できていた。
これまでの蓄積があるから判っているだろう。
小換声点辺りから、軟口蓋つまり上あごを使う意識が必要になること。
トスティのソルフェッヂ 35番
細かい音符の歌い方。子音にHを使うことで細かい音の動きが表現できること。
そのためには、喉の扱いが柔軟である必要性がある。
そのためにHを使う意味を考えて。
難しい課題なので、次回も引き続き課題としたい。
イタリア古典歌曲集からO del mio dolce ardor
大変にセンスの良い中低音域の声とメロディの関係が出来ていた。
惜しいのが最高音のF#
Fまではほぼ良いが、半音の違いは大きい。
響きが散らないように、集めること。音程が♭にならないように注意。
山田耕作「砂山」
単純で短いメロディが3番まである。
歌詞から演劇的な内容を考えること。
どういう人物像か?
その人物がどういう心情でどのような場所で歌っているか?
イメージして、1番~3番までの違いを良く表現するように。
平井康三郎「平城山」
まずは彼の声にぴったりの作品である、と感じた。
古文詩を思わせる文体なので、謡曲のような語り口が相応しいと考えた。
そのためには口を縦に使い、母音の違いを出さないように歌う方法を提案した。