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発声練習
注意点は舌を力ませないこと。
特に喉を開けようとして喉側に力みを込めない事。
併せて声を前に向けて吐くような意識を持つこと。
下あごを良く降ろすことを忘れないように。
トスティ50から、36番
譜読み力は上がってきた、と同時に声も最初から良く出せている。
凡そ2~3回も通せば、充分な声量で歌えるレベルである。
3連符の扱いには注意を。概ね滑る傾向があるので、落ち着いて処理するように。
譜読み上では、タイで結ばれる音価の長さに注意を。
毎回のことであるが、この曲集はそれぞれの曲のリズム感を中心にした音楽のスタイルをつかむことが重要である。
イタリア古典歌曲集より「ああ、私の優しい熱情が」
高音のFをどう歌うか?が最終課題。
最高音の4点FはE母音になるが、Aを歌うつもりで発声する方が成功率は高い。
ただ、下あごを縦に良く降ろせているか?舌が奥に引っ込んでいないか?
軟口蓋をしっかり上げられているか?
以上3点に注意してほしい。
特に下あごが降りていることと、軟口蓋が上がっていることは、上下のバランスになる。
このバランスで良い音程と良い声質が担保されるからである。
山田耕作「砂山」
歌う時に明快に目前の景色が見えているように想像力を働かせて歌うこと。
寂しい景色、夕暮れの寂しさを感じながら雀の群れに問いかける言葉の感性を見せられれば理想的。
平井康三郎「平城山」
歌のスタイルは大変良い。
あとはブレスをいかに保たせるか?という視点を大切にフレーズをしっかり歌い通してほしい。