TNK
発声練習
やや声量が抑制気味と感じた。
本人の弁によれば、自分の声を聴こうとしていたとのこと。
機能的な面、つまりブレスから声出しにかけて体の使いかたには充分集中してほしい。
コンコーネ18番
前回に引き続き練習。
前回の課題はほぼクリアだったが、長い音符からタイで結ぶリズムに苦手意識があるようであった。
リズムとして9/8は3つ振りが通常なので、Allegrettoという軽快さを考えること。
身体が横に揺れるような気持ち良さを感じるまで、譜読みを深めてほしいところである。
高田三郎 歌曲集「ひとりの対話」から
「いのち」
間違いなく歌えているのだが、もう一歩踏み込んだ自発性のようなものが欲しい感じ。
そこで、朗読を練習。
楽譜の強弱を朗読の語りにも応用することで、作曲家のこの詩に対する読みを掬い取ってほしかった。
「遠くの空で」
詩を深読みするのではなく、描かれている風景が見えること。
これも朗読を練習。
「くちなし」
これも歌詞の意味を考えた。
詩の意味に納得できることは大事だからである。
父の言葉以外では、重くならずに軽やかに。