TNK

発声練習

特に声の出し始めの力の入れ具合について。
脱力を旨とするが、具体的には呼吸のやり方との相関関係においてが最も重要。
丹田に力を入れているから、上半身に無駄な力が入らないことは大事。

声の出し始めは出す瞬間に声帯が閉じていること。
そして呼気を送る。
という2項目が明快になっていること。

コンコーネ19番

リズム読みに課題有り。
8分音符系のリズムになると、長い音符やタイで結ばれた音符の長さを間違いやすい。
まず間違えないで読むためには、以前から指摘して言う通り、9/8であれば、3分割すること。
そのことを確認できるため、譜面上に3分割の縦線を入れること。

そして譜読みの最終目標として、正しいリズムを把握したら、そのリズムが体感的にどのようなリズム感であるか?
まで、目標にしてほしい。
たとえば、それが舞曲なのか?行進なのか?というような、身体を動かせるまでのリズム感である。

高田三郎 歌曲集「ひとりの対話」から

「いのち」

歌詞が不明瞭な部分は、その歌詞のイメージを明快にしていない場合がある。
たとえば、ジラフとは?
歌いながらイメージしているだけで、その歌詞発音は明快になる。

「遠くの空で」

良く歌えていたが、更に風景をイメージした体感できると相当に良い歌になるだろう。

「くちなし」

冒頭部分は、歌声のイメージがととても良かった。
父親の語り部分は弱声にならず、むしろしっかり響かせた方が良い。
8分音符による「ご・らん」はテヌート気味にするとよく響くだろう。
とくに「らん」は注意。