TNK
発声練習
声の出し始めは深くしっかりと出すこと。
そのため、先ずは口をもう少し開けることを指摘した。
このことの意味が、レッスンの最後の最後によく理解して実行出来ることにつながった。
コンコーネOP9より20番
4回くらいか?譜読み上の間違いを正して、ほぼ譜面に書いてあることは歌えるようになった。
もう一段、リズムを中心にこの練習曲が表現している雰囲気を出して歌えるように、次回に再び挑戦してほしい。
高田三郎「ひとりの対話」より
「いのち」
これまで教えてきたことは、ほぼ確実に歌えていた。
追加したことは、最後のブレス後のフレーズを曲を終わらせる意味で、テンポを遅くすると良い。
「遠くの空で」
Adagiettoというテンポ指示が良く分からない。
Adagiettoの言葉上の印象よりも軽やかに、つまり2拍子的に歌う方が良いと思った。
「くちなし」
メロディはすべて4拍目から始まる、いわゆるアウフタクトである。
言葉としての意味を聞き取るためにも、これはアウフタクトを意識して歌うべきであろう。
逆に1拍目は無意識に強調しないように。音程も高い。
もう一点は、低音から始めるケースが多いので、低音発声の共鳴感という意味で、冒頭に書いた発声のことに話は及んだ。
いわゆる「喉を開ける」というが、ブレス時に喉仏の下の気管を拡げるようにして、その下から声が出始める意識。
もう一点は歌詞を歌う際、この喉を開けた状態を壊さないように子音を扱うこと。
例えば冒頭の「荒れていた・・」のAとLeのLの子音を発語するために、下あごを動かさないようにするために、舌先だけをよく使うこと。
今回の試みで一気に声量が増した。
また声質も深みを増した。
ただ、これで終わりではなく歌詞発音をどのように自然に扱えるようになるか?
という点は、これから徐々に覚えて行ってもらいたい。