SKMM
発声練習
今日は中低音の声が、再び地声傾向に戻っていたため、口を開けたハミングを練習した。
その続きで、ハミングで響きが感じられるポイントで母音にする練習も行った。
高音の換声は、税所から良い傾向であった。
中音域の声が胸声に落ちていなければ、ほぼ自然に換声すると思われる。
ただ、実際の歌の中では瞬時に換声しなければならず、やり方を選ぶので経験が要る。
コンコーネOP9から30番、31番、32番
30番
比較的音程差の開いたアルペジオの音程間違いが課題となった。
本来は、移動ドのドレミファソで音を採るべきところを、音源を聞きながら固定ドで覚えてしまった。
このことで、音名で歌わないと音程も間違える、という固定ド唱法のデメリットが露呈してしまったのである。
ただ、移動ドは譜面の読み替えを覚えるのと音程感が身につかないと意味がないので、相当な年季を経ないと身につかない。
今後は、なるべくLalalaなどで音を覚えるべき、と指摘した。
くどいようだが、固定ド唱法で音を覚えると、固定ドで歌わないと歌えなくなるからである。
31番
これ最初のテーマが2種類の変奏になっている。
この変奏の特にVar2が難しいので、ここで何度も練習となった。
そしてタイで結ばれたリズムの数え間違いには十分に注意が必要。
32番
ここは5点E♭に跳躍する際の5点D♭換声処理が課題である。
時間がなくレガートに歌う場合、声を首の後ろに引き込むように切り替えるのが、判りやすいと教えた。
また、30番と同様に下降形のアルペジオの音程を正確に歌えるべく、練習を重ねた。
ここでも、固定ドで覚えてしまった問題があるのでは?と思われる。