SKMM
発声練習
母音の通常練習に加えて、O母音と子音Lを加えた。
また度数も3度の上下行程度で、中低音の喉を温めた。
が、声の響きが弱いか敢えて本人が声量を出さないやり方であるように思った。
そこで、口を開けたハミングを練習した。
彼女が顎関節が固いため、脱力して自然に口が開く程度の開け方で練習をした。
ハミングをさせると、ピッチがとても正確に出せるのである。
そして口を開けたハミング状態から、口を動かさずに母音に移行する。
この練習で、ピッチがきれいに決まった声が出てくる。
ピッチが良いから結果的に声質が明るく良く通るのである。
このことで結果的に喉が脱力出来るし、力まないで歌えるはずである。
下あごが固いため、むしろ顔を少し上向きにした方が良さそうである。
また、口を開けたまま舌を動かしてJAJAJAやLOLOLOなど、
開いた口のままで下あごを動かさない事もピッチの良い明るく響く声につながることが明快であった。
声の響きが良くなったので、同度でAEIOUを練習し、どの母音でも良く響く声を練習した。
コンコーネOP9から41番
練習した点は3連符を正確に歌うこと。
伴奏に合わせようとすると難しいので、自分のテンポで歌うこと。
声は、発声練習が功を奏して声量が増し良く響く声になった。
イタリア古典歌曲からCaro mio ben
発声練習で行った口を開けたままで歌うことを練習するために、LALALAで歌ってみた。
これが効果的で声がとても良く響くようになった。
歌詞発音に応用するために、なるべく舌を使うことで下あごをバクバクさせないことが大事である。