すぎたさん
予想以上に落ち着いた、しとやかな舞台で安心して聞いていられました。彼女の特質は歌に対するリリックな姿勢です。好きな歌を気持ち良く歌いたい、という明快な姿勢が見えていて好感が持てました。
リハーサルでは最初声がかなり浮ついていましたが、本番の声は落ち着いていました。
ちょっと緊張もありましたが、心配するほどでもなかったです。
声はきれいに良く届いていました。
歌う姿もきれいで、安心して見て聴いていられました。
"Caro laccio"は、品が良いバロックらしい演奏になりました。これは予想外に良かったです。
また、ドナウディの2曲目は、一番良かったですね。気持ちよさが良く伝わってきました。
すぎたさんは、歌の喜びのハートを持っていますから、これからも、少しずつ声のクオリティを上げて行く事を目指してください。
おめでとうございました。