KM
今日は発表会前の最後のレッスンなので、ひたすら合わせるだけに留まった。
軽く発声をしてから、アマリッリで始めた。
声が弱く、いつもの彼女らしい表現が出せなかったが、一通り通してからやり直した。
とにかく、力強く、しっかりと、思い切って歌い上げること、それだけを集中してもらい、全曲
彼女らしい歌になった。
いわゆる声楽家の声にはならないが、強い感情と声が上手く噛み合って、ピアノを弾くこちらに音楽的な刺激を与えてくれた。
シャンソンも、エディット・ピアフみたいで、厳しく強い表現で素敵だ。日本人離れしている。
歌の旋律ラインには、人の感情を呼び覚ます要素があるけれど、その要素を上手く掴んで、つぼのはまった歌声を出すのが上手いのである。
こういう音楽的なセンスを大切にして、その上で声の扱い方を覚えれば、向う所敵なしだと思う。
本番は楽しんでリラックスして臨んで欲しい。
自然に良い歌が歌えるだろう。