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先週、体験レッスンに来て以来、今日が初めてのレッスン。
声優の勉強をしている中で、歌のレッスンも深めたいとの事で来てくれた。
喋り声は、一般的な若い女の子の声で、まだ訓練された声の持ち主という印象はない。
体験では、息の吐き方と当て方を練習して、コンコーネを4曲くらい見た。
発声までを小一時間はやったか？
最初は頼りない声だったが、なかなか勘の良い人で、短時間で上手い具合にきちんとした歌声の響きが出るようになった。
歌うと意外なほど低い声が出せる。
それが、喉の締りを遅らせている、という良い面に感じられた。
今日は高音域の練習をした。
徐々に締まってくるので、締まらないようにするために、どうするか？
という方法を教えた。
お腹の使い方は、憶えていて、出来る限り実行してくれていた。
2点Eくらいから自然に換声するので、そうなってからは、また喉の下にポイントを置いて
出すことと、下顎を自然に降ろすように。
ただ、これらの作業がフレーズの中で遅れてしまうと、締まってしまう。
かといって、最初から構えてしまうと、喉が硬くなって、これも上手く行かない。
フレーズ、という音楽の流れに沿って自然に、かつ素早く対処するように。
さすがに今日1日ではやり切れない。徐々に覚えてもらいたい。
低音域は、1点Eくらいから直ぐの下の声に換声する傾向があるが、滑らかで、音程が悪くならないので、あまり気にならない。
コンコーネの3番を練習したが、中声用でやると、結構音域としては低いが、低音を換声してやるほうが、この曲内の高音の共鳴ポイントが掴み易いようであった。
換声しない方法も教えてやってみたが、高音のポイントが上手くつかめない為、戻すことにした。
思ったより進歩が早いので、次回以降、何か歌を歌ってもらおうかと思う。
