10月31日
ADY
アーンの「クロリスに」を練習。
主にフランス語の発音と歌唱について。
発音は基本的な語尾のEの発音と、発音しないSとか、鼻母音にNを付けない事等々。
特に鼻母音のNを付けないのは難しいだろう。
こればかりは、慣れるのを待ちたい。
つまり、常に注意して歌う配慮が大事である。
その他はフランス語の意味と前置詞、Venir + aの意味等々。
Je ne crois pointか?Pasか?
ネットで調べた範囲では、初版の1916年Heugel版では、pointになっていたが、のちの版はすべてPasであるので、Pasを採用。
声はマイクを通して聴いているので、特に彼女の場合判断が難しいが、それを差し引いても中低音が良く響くようになった、と感じた。
曲も通したが、ブレスポイントの確認をした。
休符があってもブレスではなく切るだけの個所と、ブレスを入れる箇所の違いがこの曲では大事であること。
ブレスが意外と長い個所があるから、ブレスポイントは確実に覚えよう。
11月2日
KR
発声では、中間換声点の意識を含めて、中音域の声のピッチに注意が必要。
まだ無意識に大きな声を出そうとしていることが、もっとも大きな要因だと思う。
また下降形の発声に注意した。
音程を追わないで息の流れで響きを保持すること。
コンコーネ36番の復習から。ほぼOKだったが、一部リズムの読み違いがあったが、大きな間違いではなかったの見逃した。
それよりも、伴奏無しで難しい転調を歌い分けられるようになった成長の跡が著しいと感じた。
続けて37番が未完成だったので譜読みを続けた。
37番で難しかった7度の音程から、コールユーブンゲンによる訓練の話になり、今後はコールユーブンゲンも用いて譜読みの練習をすることにした。
機械的な練習で好き嫌いが分かれるが、何より本人の意欲が勝ればそれに越したことはないだろうと思う。
最後にAmmarilli
今回もピッチが下がるのが課題になった。
特に音程が下降するところでも、5点Cから下の領域に降りる時と、5点DでFの指示で張った声を出す箇所は要注意。
発声練習でも課題にしたが、下降形のフレーズでは音程を追わないこと。
むしろ同じ響きを持続させる意識が大事である。