発声練習は、喉を固めないで息を吐くように、その息を軟口蓋に当てると声が出始める、というイメージで始めた。
その方が自由でしなやかな歌声になるからである。
コンコーネ15の1番を復習した。
概ね前回の復習課題をこなせていたが、1ページ目最下段の長いフレーズの3連符が滑ってしまう点を注意。
長いので、ブレスを入れるべきであるが、校訂者の入れた16分音符2つの間はいかんせん短いと思うので、その前の8分音符の次に入れることにした。
伴奏無しで歌うため、リズム感がつかみにくいので、伴奏のリズム感を教えて歌ってもらった。
次回は2番に進みたい。
コールユーブンゲンは、同じメロディを12/8,6/4,3/2の3種類の違いで歌う練習であった。
時間の関係上、12/8だけを練習したが、音程が大分取れるようになったが、まだ難しい部分は残る。
ファとラの関係や、レファラなど短調系の和音の音程が取りにくいようである。
最後にイタリア古典歌曲集からDimmi amorを練習した。
高い響きを意識すると、喉の開きを忘れてしまう点を注意。
I母音は、横に引かずに唇を丸く少し突き出す感じを忘れないように。
OとA母音の開口を忘れないように。
大分良い歌声が聴けるようになってきた。