昨日はムジカーザにて行いました演奏会「山中信、ドビュッシーを歌い語る」を無事終えることが出来ました。
これも大勢来ていただいたお客様のおかげです。
またスタッフとして働いてくれたスタッフのみなさんにも、心からの御礼を申し上げます。
恒例のダメだしですが、総合点70点です。
初出の「抒情的散文」は、やはり高音の声が難しかった。
この曲集では特に3曲目の「花」の中間部分の最高に盛り上がる所の最高音が難しかった。
ここでテンポスピードを上げて声を犠牲にしても盛り上がりを取るか?
テンポを急がないで確実に高音を出せるブレスタイミングを取るか?
これは迷いながらのこの1か月の練習でしたが、結局本番はテンポの盛り上がりを優先させました。
というか、盛り上がり優先でしか歌えませんでした。
機会を見て、ぜひリヴェンジしたいと思います。
本当は訳詞付きのイメージ動画を用いて演奏をする予定でしたが、これも余裕がなく立ち消えになりましたので、
これも併せてリヴェンジしたいと思いました。
自分の一番のテーマは、現状の肉体的資質が関係すると思われる点です。
テンポ感とフレーズの伸びの悪さが、ある種の曲で気になりました。
これは緊張もあったと思いますが、もう少しゆったりして良いのだなと思いました。
本番でどういう表現をするか?という面で、テンポの速いものは更に速めにすること。
ゆったりした曲は更にゆったり目にすること、が良いと思われました。
ピアノ伴奏は、歌いたいように歌えたので全く問題ないという歌手側の感覚です。
録画を見て聞いていても、音量バランスは悪くなかったと思います。
私は自由に歌えました。
良く伴奏してくれたと評価したい。
ただ、前述のようにテンポの設定とフレーズの端折りの問題は、ピアノとの練習時の私の最重要注意点です。
ピアノソロのベルガマスク組曲は、全体に大過なく弾いてもらえたと思います。
1点だけ「メヌエット」は作品イメージが更に表現出来ればと思いました。
「プレリュード」は最近になって指摘したIn tempoの良さが出ていました。
しかし、下降形や上行形で滑るように速度を速めることが時々ありました。
これはIn tempoで良いのでは?と思うことがありました。
音楽的な骨組みという面では、練習曲集は良い姿をしていました。
私としては、この作品は海を表現していると思ってます。
海の波の動きや雰囲気が良く感じられました。
これにタッチの柔らかさという武器が身に付けば完璧だと思います。